いらっしゃいませ。
鬼笑堂へようこそ。
ここは建物で構えた店舗ではありません。
仮想の世界の店です。
月明かりのみを頼りにした深夜の帰宅時に、行き慣れているはずの道で初めて見つけた細い路地の向こうに佇む、あるいは早朝の霧のなかでしか進むことのできない世界の淡いにつながる道の先に誰を客とするかも知れないひっそりと存在する店。
美しいものの記録、耽美な陶酔、忘れられた子供時代の幻想、集合無意識から送られる恐怖の刻印・・・・・
喧噪の現実から自分の魂を開放し、ただ精神の楽しみだけのひとときの一助になれば幸いです。